ウェーバー作曲 オペラ「魔弾の射手」序曲②

昨日はクライバー指揮の「魔弾の射手」序曲を紹介しましたが、今日はカラヤン指揮です。カラヤンの演奏はさすがの貫禄です。

このオペラは、ドイツの伝説、意のままに命中する弾を持つ射撃手が、恋人との結婚を許してもらうために、この弾を使って射撃に挑戦するが最後の一発は悪魔の思うところに放たれるというお話です。舞台はボヘミアの森の中。この不気味な森の雰囲気とか、最後は結婚を許してもらうというハッピーエンドのクライマックスが堂々と演奏されています。
オーケストラはベルリン・フィル、クラリネットはカール・ライスター。
クラリネット吹きの息子が、ウェーバーはクラリネットの曲をたくさん書いていると言っていましたが、この曲でもクラリネットが重要なソロメロディーを吹いています。
ピアノ曲は少ないので私にはあまり馴染みのない作曲家でしたが、モーツァルトのドイツオペラを継承し、この「魔弾の射手」でドイツロマン派オペラを確立してワーグナーに導いたロマン派初期の人なんですね。今回弾く「舞踏への勧誘」も、物語性のあるロマンたっぷりの曲ですし♡